「キャリアコンサルティング試験でのロールプレイは15分だけ。そのため、支援プロセスの全体像を描けずにいました。」

そんなモヤモヤを抱えながら働いていたのが、現在大手企業で人事(研修・教育)を担当しているKさんです。キャリアコンサルタントの資格を取得したものの、実務で活かす機会は限られ、学んだ知識や技術が少しずつ薄れていく。一方で、全体像がつかめないままロールプレイに踏み出すことにも恐怖と不安を抱えていました。

なぜKさんはキャリア戦略家養成講座を受講したのか、キャリパトで何を得たのか。その変化のプロセスをキャリア戦略家 手塚ちひろとともに振り返ります。

コース:キャリア戦略家養成講座
Before
・キャリアを主体的に選べるようになりたかった
・対人支援に挑戦したい気持ちはあるが、ロールプレイへの不安から踏み出せなかった
・キャリア支援プロセスの全体像を描けていなかった

After
・自分の価値観が明確になり、キャリアを主体的に選び始めた
・怖さの正体が言語化され、「取り組むべき課題」へと変わった
・支援プロセス全体の“型”を体感し、自信の土台を得た

「キャリアを主体的に選べるようになりたい」それが、キャリアを学びたいと思った原点

Kさん

新卒で金融機関に入社し、営業職・営業事務を経験。その後、製造系企業へ転職し、海外拠点の支援をはじめとした幅広い業務を担い、現在は大手企業で研修・教育を担当しています。

大きな転機となったのは、製造系企業時代に経験した部署の解散でした。突然、関連のない部署への異動が決まり、尊敬していた上司は退職を選択。その姿を見て、「自分で選んで次に進む」というあり方に強く心を動かされました。一方で当時の私は、与えられた選択肢の中で動くことしかできず、自分のキャリアを主体的に選べなかったと感じています。

「自分で、自分のキャリアを選べる人間になりたい」

その思いが、キャリアを学びたいと考えた原点です。同じように立ち止まっている人を支援したいと考え、人事を志し、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。

現職ではキャリア研修の講師も務めています。ただ、実際に取り組む中で気づいたのは、自分が本当にやりたかったのは「面談を通じて直接悩んでいる方と向き合い支援すること」でした。実践の機会は限られ、身につけたはずの知識や経験がこぼれ落ちていく感覚がありました。「やりたいことができなくなってしまう」──その不安が、次の一歩を探し始めるきっかけとなりました。

「恐い、けどキャリパトでなら向き合えそう」——“15分の壁”に挑む決意

Kさん

これまでもキャリアコンサルタント向けの講座やセミナーに参加してきました。ただ、その多くは独立を前提とした内容で、企業人事として支援に関わりたい自分とはどこか距離がありました。何より、ロールプレイへの恐怖心が強く、一歩を踏み出せずにいたのです。資格試験を受けたのは2022年とかなり前。以降、面談のロールプレイを行う機会はほとんどありませんでした。

そんな折、森数さんの書籍を勧められ、今回の講座の存在を知りました。キャリア戦略家養成講座の内容に触れたとき、「資格はあるが実践に不安がある人にも開かれている」「自分の立場でも挑戦していいんだ」と前向きに捉えられ、面談に申し込みをしました。

キャリア戦略家養成講座ターゲット

当初はグループコースを検討していましたが、手塚さんに率直に打ち明ける中で、パーソナルコースを提案いただきました。グループコースでは人数とプログラム構成上、一人あたりのロールプレイは10分程度。対して、パーソナルコースでは最低でも30分〜最大45分程度のロールプレイを実施し、セッションのセットアップからクロージングまで一連の流れを体験できます。

キャリアコンサルティング試験で扱うのは、関係構築までの15分間のみ。その先でクライアントの悩みにどのように寄り添い意思決定を支援するのか——面談の流れや着地イメージを持てないことが私の恐怖の正体でした。乗り越えるには、十分な時間をかけてロールプレイに向き合う必要がある。そう考え、パーソナルコースの受講を決意をしました。

「このままやっていけばいいんだ」——ロールプレイで得た手応え

Kさん

ロールプレイが始まった瞬間、頭は緊張でいっぱいでした。「これで合っているのだろうか」「うまく返せなかったらどうしよう」と自問しながら、探るように言葉を重ねていきました。特に不安だったのは、“関係構築の15分以降のプロセス”。話を引き出し、悩みや課題を見立て、解決の方向性を探る後半部分は、未知の領域でした。

それでも最後までやり切り、講師からのパーソナルなフィードバックによって「方向性は間違っていない」と確認できたとき、視界が一気に開けました。印象に残っているのは、「傾聴の姿勢が身についている」「情報をまとめる能力が高い」といった具体的なフィードバックに加え、「次にどこを意識すればもう一段上にいけるか」まで示してもらえたことです。評価だけで終わらず、次の課題が明確になったことで、漠然としたロールプレイへの怖さは、取り組むべきテーマへと変わっていきました。

キャリア面談を最後まで通して体験したことで、自分なりの“型”もつかめました。「このまま積み重ねていけば、対人支援はできるようになる」そう思えたことが、受講を通じて得られた確かな手応えです。

講座の特徴:学びを加速させる動画教材&自分のキャリアにも活きるプログラム

手塚

キャリア戦略家養成講座は、3つのプログラムと2回のフリーセッション、全5回で構成されています。架空のクライアントAさんのキャリア支援を想定しながら進める形式で、実践を軸に設計されていました。あわせて、理論を学べるワークや動画教材も用意されています。

キャリア戦略家養成講座

Kさん

特に印象に残っているプログラムは「価値観・ありたい姿を言語化」と「自分企画書作成」です。

価値観・ありたい姿を言語化

 Aさんの価値観を言語化するワークを進める中で、私自身が見落としていた“環境”の重要性に気づきました。これまで私は、“やりたい業務内容”を軸にキャリアを選んできました。ただ、それだけでは成果を出し続けるのは難しいのかもしれない、と考えるようになったのです。

たとえば、

・チームで協力しながら進められ
・業務が属人化していない
・理念やビジョンを共有できる


こうした要素が整っている環境のほうが、自分は力を発揮しやすい。その事実を、他者を支援するワークを通して、自分の価値観の振り返りにも活かすことができました。製造業時代に芽生えた「キャリアを主体的に選べる人間になりたい」という思いが、少しずつ形を帯びていく感覚がありました。

自分企画書作成

保有スキルやこれまでの実績を、ただ並べるのではなく、「誰に」「どんな文脈で」価値として届くのかを考えながら整理していく。この視点は、これまで自分にはなかったものでした。特に「類似性」「親和性」という考え方を知り、応募先やクライアントとの重なりを意識するだけで、同じ経験でも伝わり方が変わることを実感しました。

教材(ワーク、動画)

各回に対応した動画教材やロールプレイ動画があり、繰り返し視聴しました。事前に理論を押さえたうえでセッションに臨めたことで、その場では「理解する」よりも「考える」ことに集中できます。結果として、ワークの質も一段深まりました。

宿題ワークには具体的なヒントが示されており、どの粒度で書けばよいか迷うこともありません。教材があることで、学びが点で終わらず、着実に積み上がっていく感覚がありました。

受講後の変化──他者支援の学びが、自分のキャリアを動かした

Kさん

実は今、転職活動の準備を進めています。ロールプレイに少しずつ自信が持てるようになり、自分の価値観も改めて言語化する機会に恵まれたこと。そして、キャリア戦略理論に沿って実績を整理する手立てを知れたことで、「転職するなら今かもしれない」と思えるようになりました。

2回のフリーセッションでは、架空のAさんではなく、自分の転職用に作成した自分企画書についてフィードバックをいただいています。講座を受講する前は転職することを考えていなかったので、キャリパトとの出会いがキャリアの転換期となりました。

怖さと向き合った先に見えた“ありたい姿”

Kさん

講座を通じて、クライアントにとって「鏡のような存在」でありたいという思いが、より明確になりました。以前から寄り添いたい気持ちはありましたが、今はその“あり方”を具体的に描けています。

対話を重ねる中で、ご本人がまだ言葉にできていない強みや可能性を映し出す。そして、「自分にはこんな選択肢もある」と気づいてもらう。そのきっかけをつくれる支援者でありたいと考えるようになりました。

もし、私と同じように資格を取得したものの、実践のイメージを持てずにいる方がいるなら、この講座は一つの選択肢になるかもしれません。

傾聴にとどまらず、意思決定や行動につながる支援を目指したい方。「やってみたい」という思いと同時に怖さを抱えているなら、その怖さと向き合う時間が、きっと次の一歩につながるはずです。

担当キャリア戦略家からの謝辞
キャリア戦略家養成講座の修了、本当におめでとうございます!毎回の課題に真摯に向き合い、ロールプレイにも悩みながら丁寧に取り組まれていた姿がとても印象的でした。特に、クライアントの抽象的な価値観を引き出し、それをフィードバックとして構造化・言語化していく力は、Kさまらしいご支援の土台になっています。講義の中で気づかれた「ルールや約束を大切にする価値観」も、伴走者としての大きな強みですね。ここからが本当のスタートになりますが、これからも変わらず心から応援しています!

まとめ

Kさんのストーリーから見えたのは、キャリア戦略家養成講座がロールプレイやワークを通じて実践力を磨く場であると同時に、自分自身のキャリアと向き合い直す機会にもなり得るということです。

そこで積み重ねた実践は、支援者としての自信を育てるだけでなく、自分のキャリアを映し出す“鏡”にもなっていきました。「悩んでいる今」は、決して遅すぎるタイミングではありません。

もし、実践に踏み出せずにいるなら。まずは小さな一歩から、自分の可能性を試してみてはいかがでしょうか。うまく言葉にできていなくても大丈夫。ありのままで構いません。あなたのお気持ちを、ぜひ聞かせてください。

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