エージェントのキャリア相談、転職支援は無料。AIに聞けば、職務経歴書の添削や面接対策もできます。情報を集め、考えを整理し、選考の準備をすることは、以前よりずっと簡単になりました。
今回お話を伺ったのは、法人営業からスタートアップへ飛び込み、BizOps(事業企画/DX推進)へと大きくキャリアチェンジを果たしてきたTさんです。エージェントのキャリア相談や転職支援を受けられる選択肢が当たり前にある中で、なぜ費用を払ってまでキャリパトの「キャリア戦略実践プログラム」を選んだのでしょうか?
エージェントとキャリパトの使い分けから、対話と徹底的な事前準備で磨き上げた面接対策、そして複数内定を前にした意思決定の裏側まで。キャリパトサービス責任者・森数美保と共に歩んだTさんの決断のプロセスをご紹介します。
コース:キャリア戦略実践プログラム ※旧転職伴走コース |
一人ポジションで感じた、「この先」のキャリアの壁
——これまでのキャリアについて教えてください。
新卒で化学品の専門商社に入り、法人営業として9年間働きました。その後、創業期の物流スタートアップへ転職。営業から事業企画、プロダクト開発まで一貫して推進。そこから教育スタートアップへ移り、本格的にBizOpsの領域へ踏み出しました。
営業・マーケティング・管理部門などに散在する情報を整理し、Salesforceやデータ基盤、BIツールを用いて「組織が共通の数字を見られる状態」をつくる役割を担っています。データを分析するだけでなく、現場の困りごとを構造化し、業務の流れや仕組みそのものを改善していく仕事です。
——今回、転職を考え始めた背景にはどのような悩みがありましたか?
業務の幅も広がりスキルも蓄積されました。一方で、一人だけのポジションだったこともあり、「知見をチームや社内に広げていく」「チームで会社を良くしていく」ということが叶いにくい環境でした。子どもが生まれて生活基盤が落ち着いたこともあり、転職活動をスタートしました。
相談相手はいても、「キャリア戦略」を一緒に設計する相手はいなかった
——自身でも情報収集をして転職を進めていた中、キャリパトを利用した理由を教えてください。
理由はシンプルです。誰よりも僕のキャリア観を理解している森数さんに伴走してほしかったんです。
森数さんとは2021年に出会って以来、転機があるたびに相談に乗ってもらっていました。森数さんは、エージェントに在籍していた時代から、自社に合う求人がなければ「他社を使った方がいい」とフラットに言ってくれる人でした。僕のキャリアに本気で向き合ってくれるスタンスに全幅の信頼を寄せていました。
周囲に相談相手はいても、利害関係なく僕の「キャリア戦略」を体系的に設計・伴走してくれる人はいません。単発の相談だけでは、今回の転職を戦略的に組み立てるには限界があると感じていました。
だからこそ、「森数さんのノウハウが凝縮されたプログラムで、転職支援してもらいたい」。費用を払ってでもお願いしたいと思い、迷わず申し込みを決めました。
——今回の転職ではエージェントとキャリパトは、どのように使い分けていましたか?
僕の中では「実務を担うパートナー」と「意思決定を支える相談相手」というように役割を分けていました。
エージェントには、求人紹介や日程・条件調整といった面でお世話になりました。転職活動を円滑に進めるうえで欠かせない、大切な存在です。一方でキャリパトに期待したのは、応募先の見極め方や選考対策、最終的な内定の判断といった「重要な意思決定」の壁打ちです。エージェントは転職を成立させることが一つの役割になります。でも、キャリパトは特定の企業への入社を前提とせず、「転職しない」という選択肢も含めてフラットに相談できました。
応募前に決めた、「次に何を経験するか」と「どう選ぶか」
——具体的にはどのようなサポートを受けましたか?
次のキャリアについて漠然としたイメージはありました。解像度が高い状態ではありませんでした。そのため、これまでの経験を改めて振り返りながら、「次のキャリアでは何を実現したいのか」「どのキャリアテーマに焦点を当てるのか」「どうすればそのテーマを実現できるか」「そのキャリアテーマを掴んだその先に何があるのか」を森数さんと一緒に整理していきました。
——過去を振り返り、言葉にしたことでどのような変化がありましたか?
一番大きかったのは、応募先を選ぶ軸が明確になったことです。
「これまでより大きなスケールで仕事ができること」「一人ではなくチームで改善を進められること」など、次の環境で実現したいことが具体的になったので、むやみに応募数を増やすことがなくなりました。
自分一人では「なんとなくこういう会社がいい」という状態だったものが、「次の転職で何を経験したいのか」「そのために、どんな会社を選ぶべきなのか」まで整理できたことで、応募先にも迷いにくくなりました。
■ キャリア戦略家が伴走で意識したポイント |
メール75往復超えの作戦会議。「誰に・どう聞くか」まで整えた事前準備と振り返り
——特に支えになった転職支援は何でしたか?
特に「書類・面接の事前準備」と「意思決定」の場面で大きく支えられたと感じています。 一人で準備をすると、「この質問にはこう答えよう」と一問一答の想定問答を作って満足しがちです。でも森数さんは「選考全体を通してどういうストーリーになっているか」という視点から助言をくれました。
さらに「人事ならこう感じる」「事業責任者ならこう捉える」と、面接官の立場やスタンスに合わせて「相手にどう受け取られるか」まで計算した上で伝え方を整えてくれたんです。エージェントや事業会社、組織についての知識も持ち合わせているからこそできるアドバイスだと感じました。
——面接の準備や振り返りは、具体的にどのようなやり取りで行われていたのでしょうか?
支援の中心はワークとセッションですが、選考は次のセッションを待ってくれません。
面接が入るたびにワークシートを更新し、状況を森数さんへ共有していました。結果として、転職活動中のメールは75往復以上。面接前後に相談し、疑問や懸念を次の選考まで持ち越すことなく準備を進められました。
特に印象に残っているのは、面接前の作戦会議です。今回の判断軸を踏まえ、「判断に必要な情報は揃っているか?」「次は誰に、どう聞けば心象を損ねずに本質を引き出せるか?」ということまで事前にアドバイスをもらいました。
聞くべきポイントと具体的な聞き方まで目線合わせをしました。おかげで、限られた面接の時間を存分に活用できました。さらに面接直後も「そう感じたのはなぜか?」「次はこう返せると良いですね」とフィードバックをもらい、次の面接に活かすことができました。
| ■ キャリア戦略家が伴走で意識したポイント 面接は「評価される場」であると同時に、受講者自身が「その会社を選ぶべきか」を正しく判断するための場でもあります。だからこそ、「ただ受けてきてください」には絶対にせず、意思決定に必要な情報は何かを事前に整理し、聞き方や伝え方の戦略まで徹底的に一緒に練り上げました。 |
「それでもB社に行きます」反対意見で確かめた自分の決断
——意思決定で迷ったのはどのような場面でしたか?
最も迷ったのは、2社から内定をいただいた後でした。どちらも希望年収を上回り、今回の転職で実現したかった条件も満たしている。どちらを選んでも「正解」と言える状態でした。
そんな中、気持ちはB社に傾いていました。けど、森数さんは僕の判断軸をもとに、入社後のB社の懸念点やA社のメリットを挙げました。「今はB社に気持ちが傾いているから、いろいろなものを見失っているかもしれない」と。一度立ち止まって考えるよう促してくれたんです。
「もし、2社の年収や条件が反対だったらどうしますか?」
意思決定の際に森数さんからの問いで、一番印象に残っているものがこれです。実は、A社よりB社の方が年収が高かったんです。「A社の方が年収が高かったら…」それでも、僕の気持ちは変わりませんでした。「年収提示が逆でも、B社に行きます」。そう言い切れた瞬間、自分の中でも決断が完全に腹落ちしたんです。
提示された条件の良さだけに引きずられず、本当に納得できる決断を下すことができました。答えを決めてもらったのではなく、反対意見を乗り越えて「自分自身で選び切れた」ことが何より大きかったです。
| ■ キャリア戦略家が伴走で意識したポイント 意思決定はとても大切です。どんな選択肢も100点ということはなく、「ちょっと違ったな」は絶対にあります。 そんな中で「これも織り込み済みだ」「自分がこれが良いと思って決めたんだ」と覚悟を決められていると、選択を正解にしようという気持ちが強くなります。だからこそ、意思決定の場面ではあえて反対意見を言うようにしました。 |
個人のノウハウから「再現性ある転職支援プログラム」へ
——森数個人ではなく、「キャリパト」としてプログラムを受けた感想を教えてください。
以前サポートしていただいた時と比べ、体系化されたプログラムになっていると感じました。森数さんがこれまで培ったキャリア支援のノウハウが凝縮されていて、とにかく進めやすかったです。最初にプログラム全体の構造やステップが見えたおかげで、「いま何をすべきか」という見通しを持って迷いなく取り組めました。
また、思考を整理・一元管理できるワークシートの存在も大きかったですね。これまでキャリアを振り返る際は、自分でNotionなどに管理項目やスケジュールを一から組んでいました。でも、今回はキャリパトのシートに情報を集約するだけで完結できました。思考の整理に集中できたのは本当にありがたかったです。
次のセッションは入社1ヶ月後。転職をして終わりではなく、入社後まで伴走してくれる点に確かな価値を感じています。
| ■ キャリア戦略家が伴走で意識したポイント キャリパトで取り組む「過去の棚卸し」「強み・価値観」「判断軸」「選考対策」「意思決定の思考プロセス」は、すべて受講者ご自身の専用シートに「一生使える思考のログ」として残ります。 一時的な転職活動だけでなく、今後キャリアに迷ったときにも、自分の判断軸を振り返れる状態をつくることを大切にしています。専用シートに思考のプロセスを残すのも、そのためです。 |
答えを渡すのではなく、方向が見えるまで照らしてくれる存在
——森数はTさんにとってどのような存在でしたか?
「光の導き手」のような存在です。自分が想像していなかった道をランタンで照らし、「こんな道があるよ」と示してくれる。その上で「で、どうしたい?」と僕の答えを待ってくれるんです。答えを渡して誘導するのではなく、自分で方向を見つけられるまで問いや視点を投げ続けてくれます。そして、僕に合わない道を減らし、予期せぬ後悔を減らすために階段を作ってくれる。まさに(社名の由来でもある)「パトローナム(守護霊・導き手)」そのものだなと感じますね。
——最後に、キャリパトはどのような人に役立つと思いますか?
「何をやりたいのか分からない」「これからどうすればよいか分からない」と感じている人にとって、間違いなく役立つと思います。同時に、キャリアや転職について自分で情報収集できる人にも意味があると思っています。知識が多い人ほど選択肢が増え、どの情報を意思決定に使うべきか迷いがちだからです。
AIに相談するときは、多くの場合、「この会社とこの会社、どちらがいい?」「この判断で合っている?」と自分が立てた問いから対話が始まります。それだと、論点の見落としに気づきにくいと感じています。
キャリパトでは、その前提から問い直し、判断軸を磨いていけます。そして、最後は自分自身で「これを選ぶ」と納得して決めるところまで伴走してくれます。後悔しない選択をしたい人にぜひお勧めしたいサービスです。
| キャリア戦略家からTさんへの謝辞: Tさんの大切な人生の分岐に立ち会えたことを、とても嬉しく思います。 Tさんは言語化力が非常に高く、物事をフラットに捉え、適切な言葉にできる方です。 一方で、言葉だけでなく表情や声のトーンまで含めると、意図とは違う形で受け取られてしまう可能性があることを、少し心配していました。 今回、私の中での裏テーマは、「Tさんの良さが、企業にまっすぐ伝わること」でした。「こういうときは、この表情になりやすいから少し意識してみましょう」「この言葉だと違う意味に受け取られる可能性があるから、こちらの表現にしましょう」と、かなり細かくチューニングしました。Tさんはそれを一つひとつ真摯に受け止め、選考で試しながら調整を重ねてくれました。 そして、心の底から「ここに入社したい」と思える会社に出会い、納得のいくオファーを得られたことを、本当に嬉しく思っています。ここからがスタートです。入社後もしっかりサポートさせてください。応援しています! |
まとめ
エージェントやAIなど、キャリアについて相談できる選択肢は増えています。
その中でキャリパトが大切にしているのは、正解を教えることではありません。自分では気づきにくい前提や選択肢まで一緒に検討し、納得して決められる状態をつくることです。
Tさんも、森数に答えを決めてもらったわけではありません。反対意見まで投げかけられたからこそ、「それでもこの会社に行きたい」と自分で決断できました。
「利害関係なく、自分のキャリアに真剣に向き合ってほしい」
「条件だけではなく、自分が納得できる選択をしたい」
そんな方にこそ、キャリパトという選択肢があります。


