様々な企業でプロダクトマネージャーとして経験を積んできた秋馬さん。最近社内の変化によって、メンバーからプレイングマネージャーとして奮闘することになりモヤモヤとストレスを抱えるように。そんな秋馬さんがどのように自身に向き合い、ストレスを解消し、未来を掴んでいったかをインタビューしました。

プロフィール

キャリパトのコースを始める前に抱えていた悩みをお教えください。

急遽プレイングマネージャーとしての役割を担うことになり、自身のキャパを超えた状態で働き続けていました。劇的な変化に日々ストレスを溜めこみ、パフォーマンスを出せている実感が持てなくなったのです。

今回のモヤモヤの原因は、自分の性質による問題なのか、環境による問題なのか判断がつかず、どうしたらいいか悩んでいました。今後も同じ状況になったとしても乗り越えていけるようになりたいと思い、キャリアのプロを探し始めました。

誰かに相談しましたか?

自分の中に抱え込んでしまう性格であるため、自分なりにネットで改善方法を調べ、一人で解決しようとしていました。自分よりも視座が高く頼りになる知り合いもいましたが、社外の方に自社内のことを話すことへの情報の線引きも難しく、また、ベンチャーやキャリアへの知見を持ってはいる知人は多くはないため、結果一人で溜め込んでしまっていました。

キャリパトとの出会いを教えてください。

 元々、森数さんにメンタルトレーナーを紹介してもらおうと思い連絡したところ、キャリパトというキャリアコーチングサービスをリリースしていることを知り、すぐに申し込みました。

キャリパトに依頼しようと思った決め手を教えてください。

森数さんが以前働いていた株式会社キャスターの支援先の一つという立場でお仕事をしたことがありました。その後も私が転職活動をする際にエージェントとしてご支援いただき、全面的に信頼していたからです。

森数さんは様々な業界や規模の会社やキャリアへの造詣を持っていたため、私のキャリアを俯瞰してアドバイスをもらえると思いました。加えて、「自分のことをわかってくれる、応援してくれる」という期待感や安心感を持っていたことも自分の中では大きかったと思います。

始める前はどのようなことを期待していましたか?

日々の仕事やストレスとの向き合い方や、それらを克服するための思考法を身につけたいと思っていました。今振り返ってみると、「働くからには成長実感を持ちながら働きたい」という思いも、根底にあったのだと思います。

キャリパトのサービスを受けてみて、変化はありましたか?

キャリパトを始める前に比べ、自身の状況を客観的にとらえられるようになり、起こる事象にうまく向き合えるようになりました。自分にフィットする方法を見つけることで、期待していた効果を得ることができました。

今回の仕事へのモヤモヤとストレスは、自分の性質起因なのか、環境起因なのかがわからなかったため、セッションを始める前に「今ぶつかっている壁に対処するか」「根本から対処してメタ認知を上げて今ぶつかっている壁への対処を考えるか」という二択の方針を提案してもらった際に、後者のメタ認知を上げる方法で進めることにしました。

今起きていることだけではなく、私の過去の経験から思考パターンやメンタルモデルを言語化することから始め、過去、現在、未来へと構造的に自己理解を深めたからこそ、自分の性質について腹落ちし、整理することができたと思います。

※上記ライフラインは実際にセッションに用いたものです。

また、セッションとセッションの間で私が感じたこと・直面した問題についても共有し、ストレスの分析や具体的な打ち手についても示していただきました。自分の性格的に「やることが具体的になった方が頑張れるタイプ」なので、毎回森数さんから出されるアクションプランを実行することで、着実にスモールステップを踏み、成長を実感することで自信をつけられたと思います。

セッションの度に話した内容や決めたことをドキュメントとして共有してもらえるので、自分自身でも振り返りをできる状態を作ってもらえたことも、アクションプランを継続できた理由だと思います。

通常のコーチングでは、言語化したものを形に残したり、アクションプランがでることもないらしいのですが、「行動することで未来を変える」にフォーカスしたキャリパトの方針は私にとてもフィットしていたように感じます。

セッションで印象に残っていることや気づきはありましたか?

前半の3、4回のセッションで自身の業務を細かく書き出して、「やらないといけないこと」「やらなくてもいいこと」に分けることで、すべてを同じように頑張る必要はないことに気づけました。さらに、「得意なこと」「好きなこと」「ストレスに感じること」の3つにラベリングする作業を通じて、ストレスの根源が何かも俯瞰でき、知ることができました。

※キャリアのラベリング方法はコチラの記事でもご紹介しているので参考にしてください。

ラベリングや書き出すことは一人でもできるかもしれませんが、森数さんに私だけでは気付かなかった視点をもらい、自己評価をアップデートすることができました。

また、私は自分への評価が低く、「自分ができることは当たり前で他の人もできる」「やればできる」と思いがちでした。けれども、セッションの中で「秋馬さんはドキュメント能力が秀でてる」「解像度も理解力も高い」など適宜褒めてもらうことで自分の強みを一つひとつ確認していき、自信を持つこともできました。

そして、自分が当たり前と思うことは、他の人とは違うと認識を持てたことで、マネージャーの仕事にも良い影響をもたらしました。決定と決断の仕方についてもアドバイスいただき、壁打ちもさせていただきました。事業成長のために私がどのような役割を果たせばいいかといった自分のキャリアの相談もでき、頼れる上司が社外にいるような感覚を持っています。

今はどんな内容を進めていますか?

過去や現在に向き合うフェーズを終え、将来の働き方を見つめ直すテーマについて話しています。今置かれている環境下で今後どういった経験・スキルを身につけると良いかを相談し、自己ブランディングについてもチャレンジしています。

私の性格や職種の特性もありますが、様々な仕事を対処しゼネラリストになっていたため、「自分の強みって何だろう?」とわかりづらい状況にあったことも成長実感を持ちづらかった原因の一つとなっていました。そのため、「私は〇〇が得意です」と表現できるようになるために、キャリア戦略的なアクションを実験している最中です。

キャリパトを始める前は将来について考える余裕はなかったので、今、自分の将来に向き合えていることをとても嬉しく思います。最近社内でも評価をされ、自分だけでなく、周りから見ても「変わった」「成長した」と自他ともに認められている状態になれました。大手のプロジェクトマネージャーからスタートアップのプロダクトマネージャーにキャリアチェンジし、挑戦してきたこれまでの数年を振り返り、胸のつかえが取れた思いです。

どんな人にお勧めしたいですか?

自分と同じような一人で悩みがちな内向型の人は、まず相談した方がいいと思います。自分の強みがわからない苦しみからきっと抜け出せます。

他にも、これまでの役割やキャリアから変化を求められている時にうまく適応できていない人や、私のように自分より視座の高い方に相談したいと思う人は間違いなく新たな視点をもらえると思います。

「何にモヤモヤしているかわからない」という人であっても、森数さん達は寄り添って話を聞いてくれると思うので、「現状を変えたい」「自分を変えたい」と思う方は勇気を出して相談していただけたらと思います。

秋馬さんにとって森数はどんな人ですか?

頼りになる幼馴染のお姉さんです。知り合ってからの期間は短いのですが、自分の過去の苦労や悩みもさらけ出して受け止めてくれ、 一歩ずつ進むべき道を示し照らしてくれ、少しでもトライできていると褒めてくれる。そんな絶対的安心感を持ち、持前の経験に裏打ちされた視座の高さによって自分を引き上げてくれるキャリアのマネージャー的存在です。

まとめ

約2ヶ月でご自身の状況や気持ちを整理し、メタ認知を上げ、行動して、未来の話ができるようスピード成長を果たした秋馬さん。自分を知り、変わることでつかめる明日がある。そう信じてキャリパトは今後もキャリアに悩む皆さんに寄り添い、一緒によりよい明日に歩いていきます。