仕事に大きな不満はない。それでもふと感じる、「このままでいいのか」という不安な気持ち。キャリアに迷いながらも、キャリパトのグループプログラムを通して、自分の価値観に気づき、“今の選択”に確信をもてるようになったKさん。

本記事では、Kさんのリアルな体験を通じて、「立ち止まり、自分を見つめ直す」ことの大切さをお届けします。

「このままでいいのか」職種転換による心の戸惑い

Kさん

まったく別の業種からエンジニアへ転身しました。エンジニアとしてコードを書き、テックリードも経験してきましたが、社内体制の変更により、プロダクトマネジメント業務にも携わることに。 「手を動かしてものを作る」仕事から離れる中で、 「このままでいいのか」という不安が芽生え始めました。

仕事も会社も好き。 それでもふと立ち止まった時、直接ものを作らない立場への戸惑いが心に残ったのです。 そんなタイミングで出会ったのが、キャリパトのグループプログラムでした。

きっかけは、信頼できるあの人の発信

Kさん

以前から価値観に共感を覚え、応援していた森数美保さんのX(旧Twitter)で、グループプログラムのモニターを募集している投稿を見かけました。 正直、他のキャリア支援サービスは検討していませんでしたが、「森数さんのサービスなら信頼できる」「面白そうだし、モヤモヤの突破口が見えそうだ」と直感的に思いました。

キャリアコーチングもグループプログラムも初体験。 内向的な性格ですが、少人数制なら安心して話せそうだと感じ申し込みました。試験的なプログラムであることも、「ものづくり好き」の自分にとってはワクワクするポイントでした。

自分の「あたりまえ」が特別なことだったーー浮き彫りになる自分の価値観

Kさん

グループメンバーは年代も職種もさまざまで、営業や人事、お医者さんなど、普段の生活では接点のない方ばかりでした。そんなメンバーと、会社という枠を越えてキャリアについて率直に話せたことは、とても新鮮で貴重な体験でした。

もちろん、会社でも上司との1on1でキャリアの話をする機会はありますが、 そこにはどうしても「組織内の関係性」というフィルターがかかり、本音で話せる範囲には限りがあります。そういった意味でも、今回のような立場や背景を越えた対話の場は、キャリアを見つめ直すうえで、得がたい機会だったと感じています。

さらに、他の人のキャリアへの考え方を聞く中で、自分自身の特徴が浮かび上がる体験もありました。 自分ではあたりまえだと思っていた考え方が、実は全くあたりまえではないこと。 人によってキャリアを考える視点や優先順位が全然違うという価値観に、改めて気づかされました。一人で考えているだけでは、きっと得られなかった発見です。

また、初回のプログラムで行った「コンサルタント役・クライアント役・記録係」に分かれてのワークでは、 「問いかける側」としての視点も養われました。 相手に質問を投げかける中で、「自分もこういう視点でキャリアを考えてみよう」と感じる場面がたくさんありました。

価値観を言葉にーー今の仕事へ生まれた納得感

Kさん

プログラムの中で一番印象に残っているのは、「価値観言語化ワーク(※)」でした。

※価値観言語化ワーク:「自分のこと」「自分の現在地」を知り、自分の価値観を「ありたい姿(パーソナルビジョン)」として言語化していくプログラムです。

 キャリアビジョンをつくる過程で、自分自身の内面と深く向き合うことができたからです。これまで経験やスキルの棚卸しはしてきましたが、 「自分の価値観」を整理して言語化する作業は初めてのことでした。

価値観を明確にしたことで、それまで感じていたプロダクトマネジメント業務への違和感も整理できました。 たしかに、「自分で手を動かしてものづくりをしたい」という思いはあります。 でも、それ以上に、自分が大切にしている価値観が、今の仕事にもきちんと息づいていると気づけたのです。

今では、 「必要とされる場所で、自分の特性を活かしていこう」 そんなふうに前向きに捉えられるようになりました。モヤモヤが晴れたことで、目の前の仕事にも自然と集中できるようになったと感じています。

「みんなも頑張ってる」ーーそう思うことがプログラムへのモチベーション

Kさん

私のパートナーは自営業で夜遅くまで働くこともしばしば。そのため、仕事を終えた後、子どもの夕飯を作り、お風呂に入れてと慌ただしい日々を過ごしています。忙しい、だからこそ、強制的にキャリアについて考える時間を持つことの大切さを実感しました。

キャリパトのグループプログラムは、そんな私にぴったりの環境でした。 マンツーマンだとつい甘えてしまいそうですが、グループ形式だったことで、 「みんなも頑張っている」と自分を鼓舞しながら取り組むことができました。

ワークの提出締切や、共有する場が設定されていたことで、 自然と最後までやりきる力が引き出されたのだと思います。

言葉によって強みが表出ーーキャリア戦略家のフィードバックの力

Kさん

3回にわたるグループプログラムと個別面談を通じて、担当キャリア戦略家の方は、適切なタイミングで気づきを与えてくれました。とりわけ印象的だったのは、私自身も意識していなかった強みの言語化を助けてくれたことです。

「問題解決への意欲が高い」「問題の構造化・理解が得意」

こうしたフィードバックをもらったことで、 自分の中にあった力に改めて気づき、さらに自己理解を深めることができました。自分一人では見つけきれなかった強みを言葉にしてもらえたことは、 これからのキャリアを考える上でも大きな財産になったと感じています。

スキマ時間でも深まる自己理解──頼りになった動画教材たち

Kさん

プログラム内で提供された動画教材も、学びを深めるうえで非常に役立ちました。特に「自分企画書(※)」の作成を解説する動画が秀逸です。

自分企画書:「自分が何者か」を示すドキュメントで、転職時には職務経歴書としても活用できます。作って終わりではなく、定期的にアップデートすることで「自分が何者か」を語れる状態を保つためのものです。

 具体的な事例が紹介されていて、理解しやすく、何度も見返しながら取り組むことができました。忙しい日々の中でも、動画という形で必要な知識をいつでも確認でき、体系的に学べたのは大きな助けになったと感じています。

最後に見えた「今を肯定する」という選択

Kさん

プログラムが終わった頃には、「今の会社で、今の仕事/役割を、自分らしく頑張ろう。」という気持ちに自然となっていました。 自分の価値観に沿って選んだ道なんだ、と確信をもてるようになったことは大きかったです。

キャリパトのプログラムで「転職ありき」ではなく、 今の環境を肯定することも、立派なキャリア戦略の一つだと教えてもらった気がします。転職を考えているわけではありませんが、自分のその時の気持ちや価値観を忘れないよう、自分企画書は適宜アップデートをしていこうと考えています。

走り続けるだけじゃ、見えなかった──立ち止まった先にあった答え

「忙しい毎日を過ごしながらキャリアにモヤモヤを感じている人」にお勧めしたいと思います。忙しいことを理由にキャリアに感じる違和感を放置すると、雪だるま式に悩みが増えていきます。そうならないためにも、強制的にキャリアについて見つめ直す時間を持てるようにこうしたプログラムを利用するのも手だと思います。

担当キャリア戦略家からKさんへの謝辞:
Kさんが個別セッションの中で「今の選択は間違っていなかった」と自信を持って語ってくださった姿がとても印象的でした。自分自身と丁寧に向き合い、今の気持ちを素直な言葉にしようと熱心に取り組んだからこそ、納得できるパーソナルビジョンができたと感じています。そして、グループの気づきを広げてくれた問いや、周囲に向けた優しい関心がとても素敵でした。これからも、内省を自分らしい習慣として育てていってください。

まとめ

キャリアにモヤモヤや違和感を感じたときこそ、立ち止まるチャンス。 

もし、

  • 「何となく違和感がある」

  • 「自分に何が合うのかわからない」

  • 「堂々巡りで前に進めない」

そんな気持ちを抱えているなら、ぜひキャリパトのグループプログラムに参加してみてください。忙しい中で取り組む大変さはありますが、その先に「今の自分を肯定できる」未来が待っています。きっと、見える景色が変わるはずです。

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