「今学ばないと絶対後悔する」──そう感じて受講を決めたのは、人事経験10年目を迎えた前中さんです。
幅広い領域で人事経験を積んできた一方で、「自分のやり方は本当に相手のためになっているのだろうか…?」と迷いを抱くようになったといいます。そんな折に出会ったのがキャリア戦略家養成講座でした。得た学びは、人を支援するための方法論にとどまらず、自身のキャリアを肯定し、新たな一歩を踏み出す後押しにも。
前中さんのストーリーを通じて、キャリア戦略家養成講座(※)でどのような学びが得られるのかをご紹介します。
キャリア戦略家養成講座:キャリパト式キャリア戦略を実践を通して、自分自身はもちろん、他者のキャリアにも伴走できる支援者になるための講座。

人事キャリア10年目——抱えていた迷い
新卒以降、業種やフェーズの異なる組織で、組織開発・採用育成・労務などの領域を経験しています。気づけば人事としてのキャリアも10年目。色んな方のキャリアや人生の岐路に携わる中で、
「自分のアプローチは本当に相手のためになっているのだろうか?」
「もっと体系的にキャリア支援を学び、誰に対しても寄り添える支援をしたい」
そう考えるようになり、コーチングなど色んなキャリア支援の手法も調べていました。けれど、どれも確証が持てず、なかなか一歩を踏み出せずにいたのです。
キャリアの転換期に出会った——探し求めていた個人に寄り添うアプローチ
元々数年前から森数さんの発信情報を追っていて、「勝てる職務経歴書の作り方」の記事や、組織とキャリアの話を聞けるVoicyなどを参考にさせていただいていました。そのため、「キャリア戦略家養成講座募集」のnoteを目にした瞬間、迷わず申し込みました。
私が受講を決めた理由は大きく3つあります。
1.森数さんというキャリア支援・職務経歴書のプロのノウハウをダイレクトに学べる
2.色んな方と関わりながら実践的に学びを深めていくことが好き
3.キャリパト式キャリア戦略(※)はその人らしさを活かし幅広く伴走できるプログラムだと感じた
キャリパト式キャリア戦略:過去を丁寧に振り返りながら“ありたい姿”を描いていくプロセスが特徴。誰にでも存在する過去からその人らしさや価値観を見つけ言語化。”やりたいこと”ではなく、”ありたい姿”に焦点を当て、キャリアを描いていきます。
ちょうど転職に向けて動き出したタイミングではありましたが、「今受けなければ後悔する」と思い切って飛び込むことにしました。
伴走支援を疑似体験——正解ではなく選択肢を増やす場
全3回の講座は、どの回も学びに溢れていました。
■プログラム
STEP1:経験とスキルを棚卸し、キャリアのコアを引き出す技術
STEP2:その人らしさや価値観を引き出し、選択軸と共に言語化する技術
STEP3:キャリアの方向性を言語化し、「自分企画書」を作る技術
フォローアップ:個別セッション
特に印象に残っているのは、受講生同士で取り組むロールプレイングの時間です。
架空の支援対象者Aさんとキャリア戦略家、双方の立場を経験することで「この一声があると安心して話せそう」「こう話すと丁寧に状況を整理しやすいな」といった感覚を身をもって学びました。片方の立場だけでは気づけなかった視点を得られたと思います。
ロールプレイングやSTEP3の「自分企画書」の発表の後には、森数さんや講師・受講生から「この表現がよかった」「こう言った方が伝わりやすいよ」と具体的なフィードバックをたくさんいただきました。
以前の自分なら、フィードバックをもらうと、「やり方が間違っていたのかも…」と落ち込んでいたかもしれません。しかしキャリア戦略家養成講座では、全体を通じて「正解を探す場ではない」と繰り返し伝えてくださっていました。そのおかげで、いただいたアドバイスや他の方のロールプレイングをもとに自分の引き出しをさらに増やすことができたと感じます。
また、講座内で建設的なコミュニケーションが築けたことで、受講生同士のランチ会を開くなど、時間外の交流にも自然と広がりが生まれました。同じキャリア戦略家を目指す仲間とのやり取りは居心地が良く、新しい視点を数多く得ることができました。
“型化”を促進するツールと工夫
講座と講座の間の1週間は、本当にあっという間でした。事前ワークや復習に取り組むうちに、夢中で時間を使っていました。
特に助けになったのが動画教材です。たとえば、プログラムのSTEP1で支援者が実施するワーク「キャリアピース分解&ラベリング(※)」の動画ではラベルの貼り方や注意点、本質に迫るアプローチの工夫が丁寧に解説されていて、理解が一層深まりました。予習や復習で「これどうだったかな?」と立ち返ることもでき、学びの基盤をしっかり固められたと思います。
キャリアピース分解&ラベリング:経歴と仕事内容に3つのラベル(好き、得意、ストレス)が貼るキャリアのコアをみつけていくワーク。STEP1で取り扱います。
※教材に利用している動画の一部を限定無料公開中。詳しくはコチラ。
また、ワークシートもAさんに寄り添う上で欠かせないツールでした。講座前に仮説を立てて聞きたい項目をまとめたり、講座後にAさんへのフィードバックを書いたりすることで、この数週間「ひとりの人生」に伴走している感覚を得られたからです。
受講前は「3回の講座だけで本当に身につけられるのだろうか…?」と少し不安もありましたが、杞憂でした。動画やワークシート、そしてAさんに継続して向き合える仕組みがあったからこそ、短期間でも濃密で実りの多い時間になったのだと思います。
講師との対話から得た“支援のリアル”
講座に加えて設けられていた「オフィスアワー(※)」や「個別セッション」で、現役のキャリア戦略家に直接質問や相談ができたことは、とても貴重な機会でした。
オフィスアワー:誰でも参加できる1時間ほどのオンライン上での質問会
オフィスアワーでは、講座中に咀嚼しきれなかった些細な疑問も気軽に尋ねることができました。加えて、講師が実際にどのような支援を行っているのかを知ることができ、プロならではの“肌感”を得られたのは大きな学びでした。
さらに、講座終了後の個別セッションでは、自分がキャリア戦略家として支援することを想定しながら、より具体的な話をおうかがいすることができました。そのおかげで学びを「知識」で終わらせず、実際の行動につなげるステップにできたと感じています。
森数さんの「過去に必ず光があると誰よりも信じる」というキャリア伴走スタイルの通り、講師の方々も相手の可能性を丁寧に想像しながら接してくれました。語られる言葉一つひとつから思いを大切にしながら伴走していることが伝わってきました。
そうした真摯にキャリアに向き合う姿勢を“生”で感じられたことは、自分が今後キャリア支援をするときの参考になりました。
キャリア戦略養成講座は自分のキャリアを支える力にも
今回、転職時期に講座を受講したことは、自分のキャリアにも好循環を生み出したと感じています。実際、内定先の方と働き方やキャリアについてお話する際、私の価値観を尊重していただいていることをより実感でき、私も”自分のありたい姿”について素直にお伝えすることができました。
さらに大きな収穫は「自分のキャリアを肯定できるようになったこと」です。私はこれまで幅広く経験できる環境をあえて選択し、その中で模索してキャリアを形成してきたタイプです。だからこそ「自分の強み」がどこかぼやけている感覚があり、「やりたいこと」を聞かれてもうまく答えられなかった時期もありました。
でも講座を学んでからは、「最適なキャリアを自分で選択できる状態」でいるために、自分のありたい姿や価値観を大切にしながら行動できていたことに気づきました。キャリア戦略養成講座での学びは、自身のキャリアを支える力にもなりました。
自己投資は必ず返ってくる──キャリパトで得た確信
キャリア戦略家養成講座で学んだ「相手の行動変容をリードするところまでが私たちの役割」という考え方は、日常にも役に立っています。相手の状況を観察し、仮説を立てること。話の組み立て方や言葉遣いに意識を向けること。対話以外のコミュニケーションも駆使して、行動変容につなげること。これらを日々意識するだけでも、周囲への関わり方が少しずつ変わってくると感じます。
今後、キャリア戦略の学びを個人だけでなくいつか組織開発にも応用していけたらと感じています。9月に受講を終えて、10月から新しい環境でのキャリアがスタートしますが、これから人事兼キャリア戦略家として頑張っていきたいです。
今回の講座は、日常で即リターンがあり自分に最適な先行投資だったと感じています。
・誰かの悩みや再出発を支えたい
・相手の未来や可能性を拡げたい
似たような思いをお持ちの方は、ぜひ勇気を持って踏み出してみてほしいです。
担当キャリア戦略家から前中さんの謝辞:
前中さん、この度はご参加ありがとうございました!フィードバックでは高い水準も要求することがとても多かったですが、その内容を余すことなく吸収して次の回には絶対に活かしてくださっていました。前向きに自分を成長させることができる前中さんを本当に尊敬しています!これからも前中さんらしいクライアントへのご支援を、学んだキャリア戦略とともに進めていただきたいです。
まとめ
キャリパトで得られるのは、体系的な支援スキルにとどまりません。相手の「ありたい姿」に伴走する姿勢や、その過程で自分自身のキャリアを見つめ直す視点も培われます。人事やマネージャーに限らず、「目の前のモヤモヤしている人に光をあてたい」と思う方にとって、キャリパトでの学びは必ず力になるはずです。
一面的な「市場価値」に縛られるのではなく、やりたいことがなくても自分らしいキャリアを選んでいける。そんな多様で柔軟なキャリア観を、ともに当たり前にしていきませんか?
キャリア戦略家養成講座で学びたい方からのご連絡をお待ちしています。